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うちへおいで!!~すべての子供に家庭を~ネタバレ感想 ごとう和

乳児院で育った幼い女の子「のあ」。

児童相談所で里親登録していた「星成さん」の家の子として、預けられますが・・・

ごとう和~kazu~「うちへおいで!!~すべての子供に家庭を~」は、複雑なバックグラウンドを抱えている子供を引き取った家庭での、ほんわかファミリー実話漫画です。

「うちへおいで!!~すべての子供に家庭を~」ネタバレ

 目つきが悪い、すぐにギャン泣きする子供。自分の子供だとしても、ちょっと手が掛かりそうな子です。

星成さんのお母さんは「桃子ママ」と言って、4人の子供の母親。児童相談所児童福祉司から、のあの境遇を聞いて、預かることを決めます。

 のあのお母さんは犯罪者で刑務所におり、生まれてすぐに離されました。

お父さんは、誰だかすらわからない状態。

2歳になり、乳児院の外に出たことがないのあは、桃子ママを見てびっくりしてわんわん泣いてしまいます。

感想。

 「桃子ママ」はすごい人なんですよ。

普通だったら尻込みしてしまう子を、逆に「お母さんが立ち直るきっかけになる!」と言って引き取ってしまうんですから。

4人の子供たちのほうが現実的で「刑務所に入っているお母さんの子なんて、大丈夫なの?」「里子ばっかり引き取ってお金なくなるんじゃないの?」と、超リアリストです。

子供たちからすれば、裕福な家庭というわけでもないので、他所の子よりも自分たちにきちんとお金かけてよ!というわけです。のあの前にも、何人か里子を引き受けていた様子が描かれています。

でも、「桃子ママ」は人類愛が深い人で、「のあちゃんの話を聞いて、黙っていられない!」と、さっさと引き取ってしまうんですね。

 

素晴らしい人だな、と思う反面、ちょっと行き過ぎている気もします。

実の子供たちの反応も、もっともだからです。

自分が子供の立場だったら、やっぱり、他所の子よりも自分をしっかり見てよ〜って思っちゃう。

漫画の内容としては、家庭の暖かさを知らなかったのあが、星成家の一員として明るく元気に育っていく様子に、ほんわかしますね〜。